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クラブクアトロは1988年6月28日、東京・渋谷に初めてオープンしました。ちなみにクアトロ=QUATTROとは、イタリア語で数字の「4」のこと。渋谷パルコのPART1、PART2、PART3に続く4館目のビル=クアトロの最上階に位置するライブハウスとして、渋谷クラブクアトロが誕生したのです。以後、1989年6月に名古屋、1991年5月に大阪・心斎橋、2001年12月に広島にオープンし、東名阪広・4大都市で運営する唯一のライブハウスとなりました。(心斎橋クラブクアトロは2011年9月30日に閉店。2012年4月に梅田クラブクアトロとして再オープンしました。)

当初よりクラブクアトロは一貫して良質なライブ・ミュージックを、ジャンルや国内外にこだわらずお届けし続け、「いい音楽」「いいライブ」をクラブスタイルで楽しむことを日本の音楽シーンに定着させたと言っていいでしょう。

また、国内外を問わず新人アーティストの登竜門としても名高く、クアトロがいち早く紹介して、後により大きなステージにステップアップしていったアーティストも数多くいます。

例えば、J-POPでは、フリッパーズ・ギターやピチカート・ファイヴ、オリジナル・ラヴをはじめとする"渋谷系"と呼ばれたアーティストから、エレファントカシマシ、ミッシェルガン・エレファント、東京スカパラダイスオーケストラ、真心ブラザーズ、ハイ・スタンダード、くるり、クレイジーケンバンド・・・・どのアーティストもクアトロをホームグラウンドとして成長してきました。そして現在でもクアトロは多くの国内バンド/アーティストが一つの目標にするランドマーク的な存在なのです。

海外アーティストでは、シャーデーやホール&オーツ、レニー・クラヴィッツ、アラニス・モリセットなどビッグ・ネームのクラブ・ギグから、ニルヴァーナ、オアシス、プライマル・スクリーム、ビヨーク、スマッシング・パンプキンズ、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、ソニック・ユース、ビースティ・ボーイズ、ノラ・ジョーンズなどなど現在では信じられないアーティスト達のライブをいち早く日本に紹介したのもクアトロでした。

また、2014年11月にはクアトロがプロデュースする新業態としてミュージック・カフェ&バー「QUATTRO LABO」が東京・吉祥寺にオープンしました。

今後もクアトロは様々な形で都市生活者に対し音楽を核としたライフスタイルを提案し続けていきます。

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