NILE
2012年6月、7枚目になる最新アルバム「At the Gate of Sethu」をリリース。ブルータルな中に臭わすインテリジェンス感溢れるプログレッシブ・デス・バンド、NILE。このアルバムも意味深な「Sethu」をイメージさせる内容で「チベット死者の書」からインスピレーションを得たと言う曲を含め全てが神秘的な邪悪さで満たされている。
今やCannibal Corpseと並び、向かう方向性は違うがデス・メタル・シーンにおいて重鎮の地位を確立したNILEだが、2010年のExteme The Dojo Vol.25以来の来日となる彼らにとって初めてのヘッドライナー・ツアーだけに新しいアルバムの評価と併せて真価を問われることになりそうだ。
1996年にDallas Toler-Wade (G)、2005年にGeorge Kollias(D)が新しく加わり、オリジナルメンバーであるKarl Sanders (G,Vo)とのトリオはこの7年間不動となり結成以来群を抜く音楽的なリレーションシップを見せる。NILE宇宙にたっぷりと浸ってもらいたい。