村上“PONTA”秀一 (ドラムス)
服部龍生 (6弦ベース)
究極のDUO
世界のトップアーティストとして、また超一流のサウンドプロデューサーとして日本の音楽シーンをリードしてきた村上“PONTA”秀一が、この音楽に出会い、惚れこみ、ドラマーとしての血が騒いだ。6弦ベースの服部龍生。これは音楽の常識をくつがえし、ベースとドラムのデュオという概念を打ちくだく、世界初の異色のデュオプロジェクトである。メロディを奏でる超絶6弦ベースに、神業ドラムが挑み、絡みつき、突き放し、また寄り添う。そこには二人の魂から生まれる、言葉のない歌がある。何の常識にもセオリーにもとらわれず、それでいて聴く人の気持ちにすんなり溶け込み、心の奥のイマジネーションを呼び覚ます。ベースとドラムでありながら、どこまでも優しく美しい旋律の音楽。音楽への愛と信頼でつながった村上“PONTA”秀一と服部龍生の、新たな時代への挑戦がここにある。
村上“ポンタ”秀一
1972年、フォーク・グループ“赤い鳥”に参加。
以降、渡辺貞夫、山下洋輔、坂本龍一、後藤次利ら、超一流ミュージシャンとセッション、さらに井上陽水、吉田拓郎、山下達郎、松任谷由実、吉田美奈子、矢沢永吉、沢田研二、さだまさし、泉谷しげる、桑田佳祐、長渕剛、EPO、角松敏生、尾崎豊、など、膨大な数のミュージシャンのスタジオ・レコーディング、ライヴに参加。
レコーディングはゆうに14,000曲を越える。
93年、自身初のリーダー・バンド“PONTA BOX”を結成、99年にはフジテレビ系「ニュースJAPAN JAZZ GIANTS」出演。
また、同局『スーパーニュース』の音楽をPONTA BOXが担当し、03年4月よりフジテレビ系「堂本兄弟」第2期DOMOTO BROS.BANDとしてレギュラー出演。
近年のリーダー・アルバムとしては、98年に音楽生活25周年を記念した『Welcome To My Life』、04年には30周年アルバム『MY PLEASURE』を発表。
06年には、プログラミング音源に対してドラムでインター・プレイを試みた問題作『Rhythm Designer』が話題に。
昨年にはそのライヴ映像作品『Live! Rhythm Designer~Shuichi“PONTA”Murakami Solo Performance 2006@青山円形劇場』も発表している。
現在も、サウンド・プロデューサーとしてさまざまなアーティストと新たな音作りを続ける一方、ドラム・クリニックをはじめ、後進の育成、指導にも積極的に力を注ぐ。
いちドラマーとしてだけでは捉えきれない高い音楽性と幅広い活動を繰り広げる、日本を代表するトップ・アーティストである。
服部龍生
6弦フレットレスベース一本でオリジナル曲を奏でるソロ演奏家。
ベースをクラシックギターのように弾くスタイルで、メロディーの美しさが際立つ立体的な深い響きと豊かな表現力で創りあげる独特の世界観に定評がある。
ジャンルに縛られることのない楽曲は年齢や性別を問わず、アメリカ、イギリス、フランス、スペイン、台湾でのコンサートを通じて海外にもファンが多い。
2001年より6弦ベースのソロ奏者としての活動を開始し、京都の知恩院や法然院などでも演奏の機会を与えられてきた。
2005年、アメリカ・カリフォルニア州サンタクルーズ市で開催されるループマシンを使った音楽の祭典、International Live Looping Festival にヘッドライナーとして招待を受け演奏。
2006 / 2008 / 2010年にはスペシャルゲストとして招待され、ボストン、カリフォルニア州各地でも演奏。日本国内でも精力的にソロライブを開催するとともに、ループマシンのイベントライブを13回主催するなどの活動にも力を注いだ。
2013年、カホンとのデュオ、VientoAzul(ヴィエントアスール)として2枚のCDを全国発売し完売。
2013年夏、台湾の玄奘大學、台南應用科技大學、国立台南藝術大學に招聘され演奏とワークショップに参加。
2013年秋にはヨーロッパツアーとして、フランス、イギリス、スペインの各地で演奏し、スペインのマドリッドでCDのリリースライブを開催。
そのツアー中に、マドリッドのセントルイス大学音楽科で特別授業に招聘され演奏。
2015年4月よりパーカッションの池田安友子氏とデュオ、Arstilé(アルスティーレ)を始動し、ユニークな全国展開を開始。
全国各地へのツアーを重ね、その音楽性と世界観に高い評価を得ている。
2016年5月には台湾の台南應用科技大學から研究学会の開会式典の記念演奏と研究会のワークショップに招聘された。
2016年2月より、ドラムの村上”PONTA”秀一氏がArstiléに参加し、トリオバージョンとしての Arstilé meets PONTAで全国をツアー。トリオながら圧倒的で壮大なサウンドに各界から注目を浴びた。
2016年7月、スピンオフ的な企画で村上”PONTA”秀一氏との、6弦ベースとドラムのデュオユニットをスタートさせると、今までにない音楽を追求するデュオとして新しいアプローチにチャレンジしたことが好評を博し、11月の北海道7カ所での公演ツアーも含み、全国各地でライブツアーを敢行。
現在はソロ演奏活動と並行しながら、村上”PONTA”秀一氏との[ドラムと6弦ベースのDUO]と[Arstilé]の演奏活動を積極的に全国で展開している。