1980年代初頭にデビュー、サエキけんぞう(パール兄弟)、上野耕路(ゲルニカ他)、泉水敏郎(ヤプーズ、ヒカシュー他)らが在籍し、戸川純や野宮真貴など新たな才能を世に送り出したハルメンズ。その活動時期の短さから“伝説のニューウェイヴバンド”といわれたバンドが、2010年代の日本にハルメンズXとして復活。9月21日(水)に新譜『35世紀』(ビクターエンターテインメント)を発売することになった。
参加アーティストにはサエキが名付け親であり縁の深いでんぱ組.incから古川未鈴&夢眠ねむ、80年代にハルメンズのディレクターをつとめた鈴木慶一(ムーンライダーズ)、ハルメンズの子孫を自認するアーバンギャルド、ハルメンズ的感覚を共有する直枝政広(カーネーション)、ハルメンズがデビューのきっかけとなった野宮真貴の他、テンテンコ(ex BiS)、リアル3区、AZUMA HITOMIなど才能豊かなサブカル系若手アーティストなど、スペシャルなメンバーが顔を揃えた。
21 世紀版ハルメンズサウンドと今日的状況をシュールに描き出すサエキけんぞうの詞、そしてオリジナル・ハルメンズの準メンバーであった太田螢一(exゲルニカ)による細部にまで凝ったジャケットワークが結集して立ち上がるのは不思議でコクのある世界。80年代に社会風刺性をもつアート運動として勃興した「ニューウェイヴ」の神髄を思い起こさせる、まさに「ヴィンテージ・ニューウェイヴ」というべきものだ。
このアルバムの発売を記念したイベント「ハルメンズXの伝説」を渋谷クラブクアトロで開催。70年代のザ・バンドの「ラストワルツ」を模し、ハルメンズXの演奏をバックに鈴木慶一、直枝政広、巻上公一(ヒカシュー)、イリア(ジューシィ・フルーツ)、小川美潮(チャクラ)、松尾清憲&一色進(シネマ)、久保田慎吾(8 1/2)ら、ヴィンテージな面々がニューウェイヴ的代表曲を披露する(その他シークレットゲストも登場予定)。なお1982年のハルメンズ解散イベント「ハルメンズの伝説」を継いだこのイベントで、ハルメンズXの活動は封印される予定だ。
公演日 | 2016.11.16 (水) |
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会場 | 渋谷クラブクアトロ |
開場/開演 | 18:00 / 19:00 |
料金 | 前売 ¥4,500 当日 ¥5,000 |
ドリンク | D別 ※当日入場口にてドリンク代¥500いただきます |
一般発売日 | 2016.09.10 (土) |
チケット 販売 |
渋谷クラブクアトロ e+ チケットぴあ ローソン |
お問い合せ | 渋谷クラブクアトロ TEL: 03-3477-8750 |