Sentimental City Romance

センチメンタル・シティ・ロマンス（中野督夫、細井豊、野口明彦、瀬川信二、種田博之）は、73年に名古屋で結成以来1度も解散せずに活動を続けている、ウエストコースト・アメリカン・ロック・バンド。デビュー当時からバンドとしての演奏力の高さとコーラスワークには定評があった。
73年3月に名古屋で結成（中野督夫、細井豊、告井延隆、加藤文敏、田中毅）。5月には「第3回春一番コンサート」でデヴューを飾る。75年、CBSソニー洋楽部門より細野晴臣チーフオーディエンスのもと、ファーストアルバム『センチメンタル・シティ・ロマンス』を発表。 今までになかった、カラッとしたバンドサウンドに心地よいギター・サウンド、完璧なコーラス・ワーク、楽曲の完成度や演奏力の高さが当時の音楽好きをアッと言わせた。76年には当時シュガーベイブに在籍していたドラムの野口明彦がセンチに参加。その後1度脱退するが93年以来再びセンチのメンバーとして活躍。
73年の結成から約17年間、彼らのトレードマークであるロゴの入った通称赤バスで全国を隈なく回った。メンバーやスタッフを乗せ全国を回るこのスタイルは、当時の若者を魅了し今でも音楽好きに語り継がれている。
結成当時からの竹内まりや、加藤登紀子、EPOなど多数のサポートに加え、メンバー各々のソロ活動もやりつつもセンチの活動は常に止まらずに続いていた。
2013年10月に結成40周年フリーコンサートを愛知森林公園にて開催。歴代メンバーも集まる盛大なお祭りとなった。センチの同郷でありコアなファンもある堤幸彦監督がカメラを回し2015年にDVDを製作。
2014年3月にはセンチとして初のUSAツアーを慣行。LAのWhisky a Go Go、SXSW Festivalに出演。同年、オリジナルメンバーの1人告井延隆が脱退。その後もUSAツアーに参加した種田博之が告井のポジションを引き継ぎライブ活動を続けている。
2018年3月に行われた結成45周年記念、名古屋、京都、神戸Liveを皮切りに各地でTourを企画中。ゲストには告井を呼ぶなど新旧のファンを喜ばせる。
メディア活動はあまり盛んではない為に知られていないが、この5年間（2013年～）でセンチとして各地で61本のライブをこなすなど、まだまだ活動し続けている現役のベテランバンド。