50 年代末から、スカ、ロックステディ、ルーツ・レゲエ、ダンスホール、、、と独自の進化を遂げてきたジャマイカン・ミュージック。世界中の音楽ファンに愛され続けるジャマイカ独自の音楽を創り上げてきた草創期（1960 年代〜）に大きな貢献したのがピアニスト、シンガー、プロデューサーであったGladstone”Gladdy”Anderson である。叔父でありピアノ、オルガン奏者のオーブレイ・アダムスの手ほどきでピアノを習得し、スタジオ・ワン、トレジャー・アイル、ビヴァリーズなどジャマイカのあらゆる名門レーベルでプレイ。スカタライツやドラゴニアーズがツアーなどを始める前のオリジナル・メンバーでもあり、ドン・ドラモンド、トミー・マクック、ジャッキー・ミットゥ、ローランド・アルフォンソ、リン・テイト、ボブ・マーリー、ジミー・クリフ達ともレコーディング、さらに70年代後期から80 年代にレゲエの時代を作ったレボリューショナリーズ、ルーツ・ラディックスなどでも活躍した文字通り″ジャマイカン・ミュージックの父″であり、ジャマイカ音楽の黎明期に絶大な貢献を果たした伝説のピアニストである。
　彼は2015 年に惜しくも他界した。彼の功績を讃えようと16 年からスタートしたイベントが「Gladdy Unlimited」。今年で3 度目の開催となるが、今回は16 年の来日ツアーが大盛況だった盟友ストレンジャー・コールがジャマイカから来日しコンサートを行う。彼は、Stranger & Gladdy として「Just Like A River」や「Pretty Cottage」など沢山のヒット曲を連発しグラディと一番親しい間柄でもあった。2018 年には、ジャマイカ独立記念式典で栄誉を与えられた。
バックはMatt Sounds。すでにRocksteady Legend シリーズでこれまでにキース・アンド・テックス、カールトン＆ザ・シューズ、リロイ・シブルス、クリストファー・エリス、BB・シートンらのバックを完璧に務めてきた。ライヴ前には、ヨーロッパ、アメリカ、ブラジル、メキシコなど世界各地でジャマイカン・オールディーズをドーナツ盤でプレイするTommy Far East などがDJ プレイを行う。

http://www.overheat.com/g_unlimited/