前メンバーのケニー・レクレモ(VO)がスウェーデン、ウップランズヴェスビーを拠点に活動していたTRADING FATEとDREAMの2バンドでヴォーカルを担当していたことがきっかけで、この2バンドが合体し、2007年にH.E.A.Tが誕生する。
H.E.A.T結成後、バンドはスウェーデンとフィンランドにてライヴ活動を行い、メンバーが在籍していた双方のバンドの楽曲を持ち寄りデモとして制作する。このデモをレコード会社へ売り込んだところ、スウェーデン出身の映画俳優で知られるピーター・ストーメアがオーナーを務めるStormvox Recordsの目に留まり契約に至る。 そして、1980年代にマドンナのような大物ミュージシャンとの仕事で知られるマイケル・ヴェイル・ブラムがプロデュース、ミックス、マスタリングを手掛けたデビュー・アルバム「H.E.A.T」を2008年4月にリリース。（日本盤は2009年1月発売） デビュー・アルバムは欧州を中心に好評を博し、TOTO、アリス・クーパーといったアーティストのオープニング・アクトを務め、Sweden Rock Festivalへの出演を果たす。 2009年にはEDGUYのオープニング・アクトとして欧州各地をツアーする傍ら、Eurovision Song Contestのスウェーデン予選であるMelodifestivålen 2009にエントリー。 この出演のために提供された楽曲“1000 Miles “ でファイナルまで残る健闘を見せる。 さらにその年の10月には「LOUD PARK 2009」出演のために初来日を果たす。
2010年4月、2ndアルバム「FREEDOM ROCK」をリリースするが、ケニーが持病のためツアーに参加できなくなる。 バンドは代役を立てなんとかツアーを乗り切るも、その年の7月にケニーは脱退を表明、 後任としてスウェーデンのアイドル発掘番組「Idols」で2009年に優勝、2枚ソロアルバムをリリースしていたエリック・グロンウォールを迎える。 そしてライヴ活動を再開し、翌年にはDownload Festivalにも出演している。
2ndアルバムのサウンド等に不満を持ったバンドは、環境を変えることを決意。 デビュー・アルバムから比較されることの多い同郷のEUROPEも所属するマネージメントとレーベルに移籍が決まり、 トビアス・リンデルがプロデュースを手掛けた新作「ADDRESS THE NATION」を2012年4月に発表する。
エリック加入後のH.E.A.T はスウェーデンを代表する若手トップ・バンドの仲間入りを果たし、勢力的にツアーを敢行。そのツアー中にデイヴ・ダローンが脱退するも、バンドは5 人編成として活動を続けることを表明する。 数々の海外フェスティヴァルに出演し、実力を培ってきたバンドは2014 年に
はスコーピオンズのマドリッド公演のオープニング・アクトに起用される。 そして、2014 年4 月にニュー・アルバム「TEARING DOWN THE WALLS」を発表。 リリース後、ヨーロッパ・ツアーを2 回、FIREFEST やMELODIC ROCK FEST でヘッド・ライナーを務め、数々の海外のフェスティヴァルに出演し
た。2015 年2 月には初のライヴ・アルバム「LIVE IN LONDON」を発表。音楽雑誌BURRN!でライヴ・アルバムとしては異例の92 点という高得点を獲得し、9 月には渋谷TSUTAYA O-WEST で一夜限りの公演を大成功に終わらせた。
2017 年9 月、ファン待望のニューアルバム、「INTO THE GREAT UNKNOWN」をリリース予定。