【TYCHO】
2011年にリリースされた2ndアルバム『Dive』がCDショップのバイヤー達から絶大なる支持を受け、その評判はじわじわと拡がり、ここ日本でも驚異的なロング・セールスを記録。2013年にはTAICO CLUBで初来日を果たし、そのバンド編成でのライブで更なる大反響を呼び起こした。そして今年2014年3rdアルバム『Awake』をリリース。またも反響は波紋の如く拡がり続けている。独特のレトロ・テイストのローファイ感を基調とつつ、エレクトロニカ~アンビエント~ドリームポップ~ポストロックまでを股にかけるサウンドは幅広いリスナー達に熱い支持を獲得して来た。 そしてとうとう待ちに待った初の単独ツアーで再来日を果たす!耽美なサウンドスケープに、時に心地よく時にエッジーなローファイ・サウンドそして映像演出が観る者すべてを陶酔の世界に引きずり込む!これは見逃せない!
【Christopher Willits】
カンザスシティ出身、現在はサンフランシスコを拠点に活動しているミュージシャン/アーティスト。彼は地元カンザスシティのアート研究所で絵画、写真、ビデオ/インスタレーション・アート、サウンド・アートを学んでおり、ミルズカレッジではフレッド・フリス(Fred Frith)やポーリン・オリヴェロス(Pauline Oliveros)に師事し、電子音楽の修士号も取得している。多岐に渡るその活動はコンポーザー、プロデューサーに留まらず、フォトグラファー、フィルムメイカー、システム・デザイナーにまで及ぶマルチぶりだ。電子音楽とギターを融合させるスタイルのパイオニアであり、自身が作成したソフトウェアを駆使して、複雑に練り込まれたパターン、テクスチャー、ハーモニーなどで彩り豊かな視聴覚パフォーマンスをみせ、音と光が重なり合い、没入させる独特のサウンドを構築している。それはかつてピッチフォークに「ギターでペイントをしているようだ」、Nownessに「魅惑的で複雑なエレクトロニック・サウンドスケイプ」と称された。90年代後半から音楽活動を開始し、自身のソロだけでなく、坂本龍一やブルックリンのサウンド・アーティスト、テイラー・デュプリー(Taylor Duepree)等とのコラボ、マトモス(Matmos)とのサブコンシャス・アトラクション・ストラテジーズ(Subconscious Attraction Strategies)、ヘラ(Hella)のドラマーで、先日惜しくも解散したデス・グリップス(Death Grips)のメンバーでもあった、ザック・ヒル(Zach Hill)とブレイクコアのパイオニア的存在、キッド606(Kid 606)とのトリオ編成によるフロッシン(Flossin)などのプロジェクトがあり、これまでに20枚以上の作品をリリースしている。それらは自身の主宰するOverlapをはじめ、テイラーの12K、Fallt、Sub Rosa、Nibble Records、Ache Recordsなど様々なレーベルから発表されており、近年はGhostly Internationalに所属している。2014年には、これまでの集大成とも言えるオーディオ・ヴィジュアル・プロジェクト作品『OPENING』をリリースした。
Christopher Willits